5年後からすべての大学入試資格としてTOEFLの得点取得を義務付けるという動きは、入試センターにリスニングが入って以来の、大きなグッド・ニュースだ。
少なくとも高校英語教育にとっては。
高校生をTOEFLに対応できるように訓練せざるを得ないとなると、少なくとも今の訳読偏重授業は劇的に減るのではなかろうか。
日本語を使って説明するのは必要だし効率的なのだが、それは英語理解のための手段であって、和訳が目的ではない、ということが、英語世界ですべてが片がつくTOEFLの存在によって、ようやく高校現場にも根付くと期待する。
個人的には、韓国のように、大学の個別入試を禁止すれば、愚にもつかない和訳作業で時間を無駄にする高校生はいなくなると思うのだが。
ただ、アメリカのETSの作っているテストを日本の全大学受験生に受けさせる、というのは国としてどうなのよ? あまりに情けなくない? というのは大いにある。
おとなりの韓国は随分前から通称 Korean SAT といわれる自前のすばらしい統一試験を実施しており、こんどスピーキングテストも始める、というのに、我が日本はアメリカの一団体にマル投げ。。。
またセンター試験はどうなっちゃうの?