気持ち悪い、と言うと、なんだか子どもの言う「キモ!」みたいに聞こえるかもしれず、いらぬ誤解をされても嫌なので、補足します。
絶対音感のある人だと、外れた音を聞かされると「気持ち悪くてしかたない」と友人から聞きました。
それと似ていると思いますが、私はLなのにRとか、RなのにLとか、どっちでもないとか、摩擦音なのに破擦音とか、破擦音なのに摩擦音とか、いいかげんな音、「外れた」音を聞くと、本当にイライラして純粋に「気持ち悪くてしかたない」のです。
職業病ですね。
ネイティブの英語もノンネイティブの英語も、内容だけ追いかけることがほぼいつもできず、つねに音声面や文法面も評価してしまうのです。自動的に。
しかしこれは私の定義する「英語教師」としては必要不可欠な「病気」だと思います。
生徒の英語を聞いて、あるいは読んで、内容だけ追いかけていたのでは、仕事にならないのですから。内容的に論理がおかしいとかと同時に、つねに発音、語彙の選択、文法がおかしくないか、おかしいならどう直せばいいか、という意識でいて、必要におうじてリアルタイムでどんどん返してやれないと、英語教師の仕事はできません。
そのへんのただの英語のわかる・できるオジサン、オバサンと同じになってしまいます。
ただ褒めていればいいのであれば、Good! Great! という音声を録音しておいてスイッチを押してやっても同じです。