2年続けてワークショップ講師として参加していた言語教育エクスポに、今年は気楽に一参加者として行ってきました。
前から気になっていた英語芸術学校マーブルズのワークショップに参加。テーマはライオン・キング。なんとなく、ミュージカルなので劇中歌でも歌うのかな、と漠然と思って行ってみると、そうではなく、ライオン・キングの簡略化した?セリフを使った即興劇を仕上げる、という内容でした。
講師の小口先生はいろいろな意味で見事。プロですね。セリフを単にセリフとして言わせるのでなく、そのセリフに思わず気持ちを込めたくなるような個人的エピソードを聞き出したうえで、その気持ちをセリフに乗せて言わせる、というアプローチでした。昔行ったMLSを思い出しました。
私個人の敗因は、そもそもライオン・キングの話とか登場キャラクターをまったく知らないまま参加してしまったこと。ムファーサだ、プンバだ、ナラだ、ザズーだ、と言われてもその動物がオスなのかメスなのかもよく覚えきれず、いまひとつ場面の入り込めずに困りました。ちなみに私がもらったのは、プンバの役。相棒のティモン役の方に助けられながら、それなりに楽しく汗をかくことができました。(ティモンさん、お世話になりました!)
場面場面でグループに発表させて小口先生がフィードバックしながら仕上げていくのですが、そういうときの受講者の英語を聞きながら再確認したのは、日本人にはいかに「ニコニコ女子」が多いのか、ということ。You've got to do something! というセリフがあったのですが、このsomething の mで両唇を合わせずに、唇歯で発音してしまう女性の多いことと言ったら。。。
bとかpでは唇閉じる、というのは日本人には盲点なのですかね。
なお、一番心に残ったセリフは、
You can either run from the past or learn from the past.
でした。内容もいいし、また発音面でもデフォルト日本語ネイティブだと、run も learnも事実上同じ音(ラ(-)ン)になるので、よい練習になるなあ、と。
またいつか機会があれば、マーブルズのワークショップ、参加してみたいです。