私は教員になって5年目、1988年に新設の大妻多摩高校に赴任しました。大妻学院が多摩市に新設校を作るに際し、千代田区三番町の「本校」大妻中学高等学校に在職していた教員のなかから各教科1〜2名の「イキの良い(?)」若手〜中堅が指名され、先遣部隊となったときの一名だったのです。
荒野の七人のような我々が赴いた多摩キャンパスは造成が終わったばかりで、植えられたばかりの樹々がまだ背が低く、この「荒れ地」にゼロから学校を作るのだ!という気概に燃えた私(たち)は武者震い。。
完成すれば「島」が3つはできるはずの職員室も、初年度は島はひとつだけでガラーンとした状態。5クラスの担任と学年づきの副担任、教務主任、教頭、校長の9名が学校のすべてです。学年会議がそく職員会議でもあるような環境で、それこそ制服のデザインから校則のひとつひとつまで自分たちで議論して決めてゆくのは、胸躍るような体験でした。
そんな我々が迎えたのが約200名の一期生たちです。体育館での入学式で壇上の我々が担任として紹介され、式が終わった時に自分の受け持つ1年5組の前に行き、そこから校舎まで誘導していった時の情景は、その時の心地よい緊張感とともに今でも思い出されます。
英語コースである5組を私は3年間担任しました。教科書や教材の選択から授業の組み立てからすべて自由にできる環境だったので、めちゃめちゃ「イキって」やりました。確か英語は週に13時間あった気がします。最初から最後までオールイングリッシュでやったのはもちろん、検定教科書は一度に2冊。一冊は当時もっとも斬新だった What's New?ともう一冊は当時も今も最も難解であろう Crown. それらを適当に食い散らかしてインプットの量を稼ぎました。さらには Reader's Choiceというアカデミックスキル養成のためのESL/EFL教科書を使用(当時のICUの1年生が使っていた、というのを後で知り、誇らしく思ったものでした)。1学期中間テストの範囲が100ページを超えた、というのをよく覚えています。
彼女らが高2だった1989年には、語学教育研究所の研究大会の公開授業をやる私に付き合ってくれました。CrownのWords and Silenceというレッスンをオールイングリッシュでやり、二時間目はオール生徒のスピーチ&即興ミニディベート。。。
そんな3年間に渡る私の問答無用英語漬け攻撃にも5組の彼女たちはよく応えて(耐えて?)くれ、1991年3月には立派にそれぞれの道に羽ばたいていきました。そして、あれからはや30年。。。。
先日、私が還暦を迎えたことを知った当時の5組の面々が寄せ書きを送ってきてくれました。
「誰かの妻、誰かの母、誰かの娘、誰かの◯◯、でない、自分だけのアイデンティティを確立せよ!」といった、当時の私のメッセージは彼女らの中に確かに残っていたらしく、今は国内および海外で、大学教員/研究者、日本語教師、ジャーナリスト、美容家、企業の海外担当、不動産のコンサル、歯科衛生士、カウンセラー、外資系勤務、英語講師、特別支援教師、そして何より Stay-at-home Momと、しっかりそれぞれの人生を歩んでいる様子が伝わって来ました。
当時16〜18歳だった彼女らも、そろそろアラフィフ。大妻多摩高校第一期生(英語コース)の誇りを胸に、これからも元気で活躍して欲しいと思っています。コロナ落ち着いたらクラス会やろう!
発音ザムライ、ジャパリッシュ英語教師を斬る! 寄るな触るな、触れなば斬らん! 斬り捨て御免で御意見無用! (Part of the Caption by Courtesy of Madame Satoh)
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4/24/2020
4/23/2020
ゼミはLINE自己紹介やっております。
ゼミメンバー21名のグループLINEは3月末には整えてあった。しかし実際にゼミが始まるのはGW開けになってしまった。
しかし「授業」が始まると言ってもどうせ遠隔でやるのでリアルな対面はない。であれば自己紹介もゼミの始りまで待っている意味はない、ということになり、LINEに一人ずつ自己紹介動画をアップすることにした。
4月4日に私の自己紹介を皮切りに、今日まで19人が自己紹介を終えている。1日につき一人ずつ、というペースが絶妙にちょうど良い感じである。一発芸としてモノマネを披露する者、ケンダマの世界一周を決める者、ダンスのビデオをアップする者など個性豊かな動画が毎日投稿され、それに対して様々な合いの手が入る。(ま、一番入れているのは私だが ...)。
バーチャルビデオ自己紹介は映像も残るし、なかなかイイ感じである。実際にはまだ会っていない3年生、4年生の間にもある程度のよいケミストリーが醸成されているきているような気がする。
しかし「授業」が始まると言ってもどうせ遠隔でやるのでリアルな対面はない。であれば自己紹介もゼミの始りまで待っている意味はない、ということになり、LINEに一人ずつ自己紹介動画をアップすることにした。
4月4日に私の自己紹介を皮切りに、今日まで19人が自己紹介を終えている。1日につき一人ずつ、というペースが絶妙にちょうど良い感じである。一発芸としてモノマネを披露する者、ケンダマの世界一周を決める者、ダンスのビデオをアップする者など個性豊かな動画が毎日投稿され、それに対して様々な合いの手が入る。(ま、一番入れているのは私だが ...)。
バーチャルビデオ自己紹介は映像も残るし、なかなかイイ感じである。実際にはまだ会っていない3年生、4年生の間にもある程度のよいケミストリーが醸成されているきているような気がする。
ZOOM セミナーの前後は、学生同士の学びあいセッション
第3回のZOOM教職セミナーを行ったが、前回の反省を生かして、90分のセミナー前後のそれぞれ1時間、ミーティングを開催しておいて、ホストの私はビデオもマイクもオフにしておき、学生が勝手に集って自主的ピアスタディをするのに任せておいた。
こちらのPCの音量もオフにしたので話の中身は詳しくはわからないが、下級生が音読をするのを卒業して今春から教員になった上級生(とはもう言わないが)がフィードバックしたり、構文が読み取れないところを教え合ったりしていたようだ。終わった後はメンバーによっては1時間以上いろいろ話し込んでいたようである。
なかなか良い企画ではないだろうか。本来(従来)は出会うはずのない、昨年度の4年生と、今年度の3年生の交流が実現しているのは、遠隔授業であるからこそである。
こちらのPCの音量もオフにしたので話の中身は詳しくはわからないが、下級生が音読をするのを卒業して今春から教員になった上級生(とはもう言わないが)がフィードバックしたり、構文が読み取れないところを教え合ったりしていたようだ。終わった後はメンバーによっては1時間以上いろいろ話し込んでいたようである。
なかなか良い企画ではないだろうか。本来(従来)は出会うはずのない、昨年度の4年生と、今年度の3年生の交流が実現しているのは、遠隔授業であるからこそである。
4/22/2020
『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの聞き方がいちばんよくわかるリスニングの教科書』校正進めております!
いまは初校を戻した段階で、再校および録音にむけて順調に作業を進めていただいております。リスニングの本質についての考察から始めながら、リンキングや音声変化のタイプ別にここまで徹底的にトレーニングできる本はいままでなかったのではないでしょうか。総仕上げに場面別の対話の聞き取りも豊富です。全部でたっぷり280ページ。以下、「はしがき」から抜粋:
どうぞご期待ください!
リスニングと発音はコインの両面と言えます。既に刊行されている『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』の内容を、リスニングの方向から眺めて構成しなおし、聞き取れるようになるための豊富なエクササイズをつけました。
本書のエクササイズは大きく、(1)単語と単語のリンキングに慣れる、(2)文字と音声のイメージギャップに慣れる、(3)日本語にない音の区別に慣れる、(4)英語リズムを意識して概要とディテールを聞き取る、の4つに分かれます。とくにリンキングには力を入れ、あらゆるパターンに触れられるよう工夫してあります。
どうぞご期待ください!
4/20/2020
zoomでも同時双方向型授業は現実的でない
今日は自分がWiFi環境がイマイチのところからzoom会議に参加してみて、通信環境が悪いとzoom会議がどんなにしんどいかを痛感した。
相手の発言の音声が不定期にとぎれてしまい、3分の1は聞き取れない。フラストレーションがたまることこの上なし。
これが授業だったら学生は絶望的な気持ちになるだろう。
スマホしかない学生も多い。同時双方向型授業は理想だが、現実のインフラを考えると、あくまで補助的に使うのがよいようだ。
相手の発言の音声が不定期にとぎれてしまい、3分の1は聞き取れない。フラストレーションがたまることこの上なし。
これが授業だったら学生は絶望的な気持ちになるだろう。
スマホしかない学生も多い。同時双方向型授業は理想だが、現実のインフラを考えると、あくまで補助的に使うのがよいようだ。
4/19/2020
LINEグルグルもいいかも。
メールグルグルでなく、LINEグループでのグルグルも可能です。もはやグルグルではないですが。
しばらく前からゼミのLINEグループに、対訳付き新聞記事を音読したものを配信しています。すこしでも自主学習の助けになれば、くらいのつもりです。
その私のモデル音読を聞いて、その一部でもいいからアップしてみよ、と誘ったところ、今日早速何人かアップしてきました。
でそれに対してフィードバックして、再提出を指示。
ということは、グルグルのように自分に対するフィードバックを自分だけが聞くのではなくて全員がシェアする、ということになります。
フィッシュボウルのような形ですね。
これもまた使えそうです。
しばらく前からゼミのLINEグループに、対訳付き新聞記事を音読したものを配信しています。すこしでも自主学習の助けになれば、くらいのつもりです。
その私のモデル音読を聞いて、その一部でもいいからアップしてみよ、と誘ったところ、今日早速何人かアップしてきました。
でそれに対してフィードバックして、再提出を指示。
ということは、グルグルのように自分に対するフィードバックを自分だけが聞くのではなくて全員がシェアする、ということになります。
フィッシュボウルのような形ですね。
これもまた使えそうです。
4/16/2020
オンラインの教職セミナーも悪くないかも。。
本日、2回めの zoom教職セミナーを行った。以前も書いたが、英語長文の解説ビデオを予め配信してオンデマンドで視聴させておいたうえで、zoomで集まり、その長文を題材にして
(1)音読
(2)より口語的かつ平易な英語への言い換え
のトレーニングさせるのがメインの活動である。
思いがけず嬉しいことがあった。なんと4月から教師として巣立っていった学生が2名、参加してくれたのである。当たり前だが100キロ以上離れた他県に行ってしまった彼らが、母校でのリアル教職セミナーに参加することはありえない。
遠隔だからこそ実現したものである。リアル対面ができないなんて何と面倒で難儀なことか、というマイナスの方向ばかりで考えがちであるが、遠隔にも良い点はある、という当たり前のことに改めて気付かされた。
新3年生の新しいメンバーがほとんどで、しかもリアルでは互いに顔を合わせたことがない人も混じるまだ硬い雰囲気の集団の中に、突如舞い降りた超リラックスムードの卒業生たちが、軽口を交えながら私と気楽に話す様子は、新メンバーの心を多少なりともほぐしてくれたのではなかろうか。
ほとんどは、私が誰か1名を指名して、音読またはパラフレーズをさせ、それにフィードバックする、という形で進めたが、時に、上の卒業生のひとりと新3年生のひとりと指名し、卒業生が先生役になって3年生の音読を指導させる、というのもやってみた。
卒業生は新米教師であるので音読指導の練習になるし、3年生の練習にももちろんなる。もちろん新米教師の音読指導にも要改善点があるので、そういうときはすかさず私が割って入って助言もした。
きょうはうっかりセミナー終了と同時にzoomミーテイングも終了してしまったが、ホストの私がミーティング終了した瞬間に彼ら同士のオンラインでの場も終了するのでもったいないことに気づいた。来週からは、セミナーを終了してからしばらく30分くらいはミーティングを開催しておき、単に学生同士の情報交換や学びあいの場にするつもりである。
なんだか楽しくなってきた。
(1)音読
(2)より口語的かつ平易な英語への言い換え
のトレーニングさせるのがメインの活動である。
思いがけず嬉しいことがあった。なんと4月から教師として巣立っていった学生が2名、参加してくれたのである。当たり前だが100キロ以上離れた他県に行ってしまった彼らが、母校でのリアル教職セミナーに参加することはありえない。
遠隔だからこそ実現したものである。リアル対面ができないなんて何と面倒で難儀なことか、というマイナスの方向ばかりで考えがちであるが、遠隔にも良い点はある、という当たり前のことに改めて気付かされた。
新3年生の新しいメンバーがほとんどで、しかもリアルでは互いに顔を合わせたことがない人も混じるまだ硬い雰囲気の集団の中に、突如舞い降りた超リラックスムードの卒業生たちが、軽口を交えながら私と気楽に話す様子は、新メンバーの心を多少なりともほぐしてくれたのではなかろうか。
ほとんどは、私が誰か1名を指名して、音読またはパラフレーズをさせ、それにフィードバックする、という形で進めたが、時に、上の卒業生のひとりと新3年生のひとりと指名し、卒業生が先生役になって3年生の音読を指導させる、というのもやってみた。
卒業生は新米教師であるので音読指導の練習になるし、3年生の練習にももちろんなる。もちろん新米教師の音読指導にも要改善点があるので、そういうときはすかさず私が割って入って助言もした。
きょうはうっかりセミナー終了と同時にzoomミーテイングも終了してしまったが、ホストの私がミーティング終了した瞬間に彼ら同士のオンラインでの場も終了するのでもったいないことに気づいた。来週からは、セミナーを終了してからしばらく30分くらいはミーティングを開催しておき、単に学生同士の情報交換や学びあいの場にするつもりである。
なんだか楽しくなってきた。
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