特に語末の / n / が日本人が英語を話す時に日本語の鼻母音である 「ン」 で代替されてしまって、非常にわかりにくく、というか英語から見たら妙な音になるのは普段力説している通りです。
特に母音の前で、/ n / を ン で代替してしまうとわけがわかりません。
on air を オンエアー
on and on オンアンドオン
と言った日には原音とかけ離れてしまいます。
英語にとって、n はあくまで n 、つまりナ行の n なのです。
このことに関連したCMを発見しました。
今やっているソフトバンクのCMの 白戸家に家政婦登場
のなかで、
お父さん 「つながりそうだぞ、お前の眉毛!」
ダンテ・カーバー演じるお兄さん 「スミマセン お父さん」
というのがありますが、この「スミマセンオトウサン」を良く聞いて欲しいのです。
やっぱり英語ネイティブ・スピーカーなので、いかに日本語がうまくとも英語発音が残っています。
すなわち、「すみません」は、カーバー氏にとっては、やはり、sumimasen という単語なので、英語式の n で、きちんと / n / を言っているのです。
その結果、 かすかではあるがはっきりと次の オトウサンの語頭とリンキングして、
sumimasenotohsan スミマ「セノ」トーサン
となっています。ね?
授業のネタにどうぞ。