教育実習生が来たなら、
1 単語の導入はむやみにカードを flash させないで、一字一字と音の関係をきちんと意識させながら導入するように、
2 少なくとも自分の口から出てくる英語の発音は高いレベルで適正であるように、
3 少なくとも非文法的な文、不自然な文を自分で言わないように、
4 単にCD音声を流して、こまかい音声上の注意点ついて何もコメントせずに、ただ「聞かせっぱなし」にすることがないように、
(個々の発音はどこを特に聞くべきか、どこの語を強く発音しているか、そしてそれは何故か、語と語はどのようにリンクしているか、そしてそれはどういうメカニズムか、話者の音声的な特徴はどうか、イギリス音か、アメリカ音か、ニュートラルか、日本人として思い込んでいる音とどこがどう違うか)
5 本文の内容確認をTFの答え合わせで済ませず、なぜTか、なぜFか確認するように、
6 できれば本文内容をより分かりやすい発音で、よりやさしい表現の英語で説明させるように、
7 生徒に音読させたらかならずアドバイスをして、より上手くなるように、
8 教室全体の生徒を見て、生徒の「空気」を察知して、できる範囲で活動を微調整するように、
9 オーラルイントロダクションをするなら「魅力的な小道具」に凝るあまり、導入した文型のトレーニングが少ないといった、本末転倒にならないように、
10 生徒になにをやらせても Very Good ですまさず、even better になるためには、次はどうしたらいいかを必ずアドバイスできるように、
(いいねえ。でもここをこうすると、もっといいよ)
11 教師の英語は、モデルなのであって、生徒が真似しやすいように、ゆっくり、はっきり、丁寧に、正確に、口の動きを極端に大きく、表情を大げさに、話すように。けっして、イイカゲンな発音でペラペラ早口で話さないように、
(英語教師は舞台でセリフを言っているのと同じだ。日常生活と同じように自然であってはいけないのだ。不自然でなければいけないのだ。プライベートライフで友だちと話しているのではない。教壇という舞台でセリフを言っているのだ。)
12 生徒に答えさせるときは、基本的に下を向いたままなく、read and look up 方式で答えさせるように、
13 聞いたことは言うように、言ったことは書くように、書いたことは言うように、
14 正確に言えたら、徐々により速く言えるようになるように、
15 英語は単語ごとでなくフレーズで発音し、リズムが大事だということを生徒に体験させられるように、
ご指導をお願いいたします。