今日、学生に質問されて発見した、よくある(らしい)誤解
「ゆっくり話すこと」 = 「一語一語区切って、単語と単語の間にポーズをおいて、しかもすべての単語を強形で発音して、不自然なリズムで、話すこと」
「ナチュラルなスピードで話すこと」 = 「イイカゲンな発音でとにかく速く話すこと」
どちらもまったくの勘違いである。
英語教員に必要なのは、
自然なリズム、文アクセントで、超ゆっくり、はっきり、しかし単語と単語の間にはまったくポーズをおかずリンクし、センスグループの間にのみポーズを置きながら
話せること(とくに中学生などの初学者を教えるとき)と、
自然なリズム、文アクセントで、速く、はっきり、単語と単語の間はすべてリンクし、センスグループの間にのみポーズを置いて、
話せること(とくに大学生などを教えるとき)である。
ゆっくり話すことは決して不自然に話すことではないし、速く話すことは決してイイカゲンに話すことではない。