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5/12/2011

踊る大学生の育て方

非常勤先での非英語専攻大学1年生対象とした授業が、GWを挟んで、今日、ちょうど4回目が終了しました。この4回は一種のオリエンテーションとして、毎回、最初の30分は大学指定の個人作業をさせ、あとの60分間で、Reading in Action の使い方に慣れるようにしました。

<この一ヶ月で、丁寧に少しずつ、分からせようとしたこと>

- 子音や母音のスペリングを意識して、きちんと発音する。
- 英語にはリズムがあるので、文の中で強い強勢を受ける音節の位置を、足踏みやステップ、身体をゆらせて体感すること。
- リズムを大事にしながら、かつ、個々の音も大事にすること。
- きちんと英語的なリズムで英語的な音で音読すれば、単なる文法的な例文でも、快感が味わえること。
- 最終的には、文字を見ながら読めるだけではダメで、フレーズや短い文を一瞬頭にいれて、それを相手の目を見て言うようにしないと、スピーキングの練習にならないこと。
- 文が書けるだけではダメで、書いた文は言えなければないこと。
- 文が言えるだけではダメで、言った文は書けなければならないこと。

<この1ヶ月で達成できたこと>

- 発音を大事にしようという雰囲気を作れた。
- 指定された予習や復習は必ずする、という雰囲気を作れた。
- 「このクラスの英語は、音楽や体育みたいでしんどいが楽しい」、という感覚を持たせることができた。
- 先生の目を見ながら発音するのは言うまでもなく、クラス内のアクティビティとしてひとりずつ歌ったり身体をゆらせてステップ踏んだりするのも、大学生でもぜんぜんフツーのことだ、と「洗脳」(笑)することに成功した。みんな楽しく踊ってくれるようになりました。

<改めて痛感したこと>

グルグルをして一人ひとりと50センチの距離で向きあうと、一斉授業で全体にたいして話しているだけでは絶対に見られない顔・表情・やる気を見ることができる