ごく最近気づいたこと:
337拍子などをやる場合、第2アクセントがあるような多音節語には、2つの「大ポン」を配分してもよい。というか、配分するほうが、とくに初心の学習者にはやりやすい。例えば、
association は、oooOo
だが、2音節目に第2アクセントがある。
chauvinistic は、ooOo
だが、1音節目に第2アクセントがある。
これらを含む、
The National Chauvinistic Husbands Association is a club of husbands who want to change.
で、1語には最高でも1つの大ポンという原則でやると、
the NAtional chauvinIStic HUSbands associAtion is a CLUB of HUSbands who WANT to CHANGE.
となり、大文字のところでステップを踏むのは、結構しんどい。chauvinistic と association で無理がでる。
しかし、第2音節でもステップしていいことにすると、
the NAtional CHAUvinIStic HUSbands asSOciAtion is a CLUB of HUSbands who WANT to CHANGE.
となって、格段にやりやすい。
むしろこのほうが、第2アクセントの音節をきちんと言わせることなって望ましいとも言える。
しかしこうすると、この文には、大ポンが10になって、4の倍数でなく、そのままでは繰り返しが上手くいかないので、例の「のりしろ作戦」で、
the NAtional CHAUvinIStic HUSbands asSOciAtion is a CLUB
O O O O O O O O
a CLUB of HUSbands who WANT to CHANGE
O O O O
who WANT to CHANGE themSELVES!
O O O O
とすれば、ぴったりはまる。
最初の、a CLUB に7拍目を踏み、そのあとに休みの8拍目を踏むことに注意。
このように、2つのポンを配したほうがよいだろう単語には、もちろんおなじみの
communication なども含まれる。
この単語は、「コミュニケーション」という誤ったイメージで発音する人が多いので、
oOoOo
という表記にすれば、
「クミューヌケイシュン」
というイメージで、きちんとmuの部分を伸ばしてくれる人が多くなるだろう。
そうなるといっそのこと、「ポンポンパタン表記」のルールを改正して、
第2アクセントは無視して小ポンにする、
でなく、
第2アクセントは第1アクセントと同じく大ポンにする、
にしようか、と検討中。
そうすると第1と第2が同じになって「アクセント問題」に対応できなくなる、というような「点取り虫議論」は今の私にはどちらかといえばどうでもよい。