クリスマスも近いので、毎年恒例の Rudolph the Red-nosed Reindeer でグルグルしたのだが、m の文字をみても、きちんと両唇を合わせない(女子、が多いような気がするが)学生がかなりいることに近年気づいてきた。
例えば、
Then one foggy Christmas eve, Santa came to say
でも、ChritMas, caMe の M で、前歯が見えっぱなし、という学生が何人もいる。
これは以前から私が「ニコニコ女子現象」と読んでいる、テレビのアナウンサーのように、いつもニコニコ笑顔で歯を見せながら話すくせがついている女子が、そもそも日本語のば行もま行も、唇歯音 (labio-dental)で調音するのが普通になっている、のとはまた別である。
なぜかと言うと、今回問題にしている彼女らは(いや、そういえば男子にもいるなあ)、上の ChristMasでも caMe でも、唇歯音でさえなく、まったく閉鎖をしないからである。
しかしこれは母語からの転移とは思えないのは、少なくとも日本語のば行、ま行の発音をするときに、まったく閉鎖しないことはありえないと思われるからである。
もうすこし観察してみる。