Total Pageviews

12/15/2012

教師の卵の声(2)

英語教師を目指す学生の声:


私は友人の誘いで小学校6年生から英語というものを学び始めました。当時はひたすら先生の発音した単語を復唱するだけでしたが、それでも「リンゴ」を「apple」と言えただけで嬉しくて仕方がなく、英語が話せることをとても楽しいと感じていました。

(中略)
しかし、中学校に進学してみると、同じ「英語」という分野にもかかわらず、その内容は英文和訳と文法問題が中心。そこには、私が好きだった「話す」英語はほとんどありませんでした。先生たちが気にしていたのは生徒の成績ただ一つ。成績さえ良ければ、英語らしい発音なんか出来なくても、英語に興味を持ってもらわなくても関係ない、今思えばそういう態度で授業をしていたように感じます。いつの間にか私自身も成績重視の考え方になっていて、英語を話す楽しさなんかすっかり忘れてここまで来てしまいました。  
初めて英語を学ぶ子供たちにとって、目の前にいる英語教師こそが英語そのものであり、その教師の英語力がそのまま子供たちに反映されます。生徒を大切に思うのなら、最初からしっかりとした英語を教えるべきです。しかし、今の私にはそのための十分な力がありません。万が一教師になれたとしても、このままでは私の大嫌いだったあの先生と同じように生徒を苦しめることになります。そうなるくらいなら、今すぐ教職をやめて他の道に進んだ方が良いのかと悩みました。

でも、靜先生の授業を受けて、こんなに面白い英語の授業をする人がいるのかと心底驚きました。今までの人生で、こんなに自己流の授業を展開してくる先生は他にいなかったので。ですが、20歳を目前にして、初めて生きた英語を学んでいる気がします。正直なところ、英語を書くこと話すことが極端に苦手な私にとって、先生の授業はかなり辛いです。でも、それを克服して生徒たちに「最初から」こんなわくわくする授業をしてあげたい。 
生徒たちに胸を張ってちゃんとした英語を教えられる教師になり(中略)、生徒たちに英語を学ぶ楽しさを伝えたいです。

「自己流」って、おいおい。。。(笑)  まあ靜流だから、そうか。

それはともかく、「初めて英語を学ぶ子供たちにとって、目の前にいる英語教師こそが英語そのもの」は、これいじょうの真実はないくらいの真実だ。

中1を担当する英語教師は、その生徒の英語人生を決めてしまう。それくらい重要で、責任重大で、やりがいがあって、コワイ仕事なのだ。

君が君の未来の生徒に「わくわくする授業」ができる教師になれるよう、精一杯手助けをさせてもらうよ。