Total Pageviews

8/08/2013

「ゼロからプロにする」というキャッチコピーの違和感

電車の広告で、ある教育機関の、

ゼロからプロにする。

というキャッチコピーを見た。

http://shingaku.mynavi.jp/gakkou/916/ph/11116/

レイアウトは、

ゼロから
プロにする。

なので、どうしても、ゼロとプロを対比しつつ、かつ韻を踏んでいる、うまいコピーだろ?という匂いがする。

で、違和感を感じた。

メッセージの中身は、まったく経験のない人を一から教育してプロにしますよ、ということであり、違和感はない。違和感がないどころか、お、なるほどね、教育とはそういうものだよね、と共感するくらいである。

違和感は、

ゼロとプロで韻を踏んでいる(と作者が思っているかどうかはともかく、読者は、「ロ」の共通性のせいで、「お、うまいね」と思うのは間違いないと思われる。)ところである。

もちろん、

zero は2音節で、pro は1音節。

イメージは、Oo  と O である。

こういう英語起源のカタカナ語で、原語を無視したような「ことばあそび」をされているケースに、職業柄どうしてもネガティブに反応してしまう。

こういうコピーに違和感を感じる一般人が増え、その結果、こういうコピーがこの世から消えてなくなるようでないと、我々の仕事である英語教育はマダマダだな、と思われる。