その名は Flip Writing。
1枚の紙の表に、テキストの英文(スラッシュつき)を、裏におなじテキストの和訳(英文にあわせた語順でスラッシュつき)を印刷しておく。和訳のほうは、行間を広くとり、行間に書き込みができるようにレイアウトする。
これを生徒に渡し、「表の英文を見て、それを裏の和訳の行間に書写しなさい」と指示する。
生徒は、表の英文を少しずつ短期記憶に格納しながら紙をflipしながら書き進むのだが、flipするのは面倒くさいので、なるべく多く(1語より2語、2語より3語)覚えようとする、という。
なるほど。そうであろう。そして「なるべく頑張って、スラッシュごとに頭に入れて書くようにすると力がつくよ」と言うとさらにいいだろう。
Flip Writing がいいと思うのは、作業がシンプルであることと、英文をチャンクごとに覚えて書こうと努力するのが本質的に英語力(受容力と運用力)の向上に寄与すると思われるからだ。
授業内の最後の仕上げ、でもいいし、復習として家庭学習に課してもよいだろう。(生徒に趣旨を理解させておいて、ズルしないようにさせる必要はある。)
One task that I believe is quite useful and effective for enhancing students' proficiency is "flip writing," in which students try copying the English text printed on side A of a worksheet onto the reverse side of the same sheet.