で、書き取りをさせ、正解を提示したあと、自分が間違ったところをすべて列挙させ、ひとつひとつについて、その誤りはなぜ起きたのか、音声イメージが間違っていたのか、文法知識から正解は導けなかったのか、文脈からトップダウン的に正解にたどり着けなかったのか、正解をしって改めて聞いてみたら、そのように聞こえたのか、どうなのか、についてのレポートを、
「私の過ち」
というファイル名で提出させている。たとえば以下のような感じ:
Two years later, I moved the way to university in another city. (→I moved away to university in another city. the way では全く意味が通じていない。文脈からどういう語が出てくるかは予想できたはず。聞き直すmovedから繋がって発音されていただけでしっかりとawayと聞こえた。 ) I couldn’t have taken Clipper with me anyway.
こうやって徐々に過ちを減らしていけるはずだと考えている。
リスニングテストはあってもリスニング指導はない、と言われて久しい。こういう過ちを見つめさせることがリスニング指導の根幹になるはずだ。