さきほど第1回の教職セミナーを遠隔でやってみました。まずまず手応えをつかんだので備忘を兼ねて書いておきます。
教材:教員採用試験に出題された言語習得・英語教育などをテーマにする長文
(1)オンデマンド:事前に私が CamtasiaでPC画面に写った題材を解説している60〜70分の動画を作成し、共有URLを配信して視聴させておく。
(2)すでに解説ビデオを視聴したことを前提に、Zoomミーティングを開く。きょうの参加者は私を除いて17名。やった活動は以下のものです:
- ひとりを指名して指定した1〜2文を音読させ、指導する。(他の全員は mute)
- ひとりを指名して指定した1〜2文を 平たいEnglishに変えさせる。(他の全員はmute)
- ひとりを指名して、チャンクに切りながら、私のあとについて音読させる。(他の全員はmute)
- 私がチャンクに区切ってポーズをおいて音読し、全員にリピートさせる。(全員をmute)
<感想>
一方通行で知識を与えるのは動画でオンデマンドで視聴させ、Zoomでは双方向のみのスキルトレーニングをする、というバランスが良いように思いました。60分程度で終える予定が、結局90分かけてしまいました。
指名した学生のマイクのミュートを解除するのに、一呼吸かかるのでリアル対面と同じ程度のテキパキ感は出せませんが、発音指導も十分に可能だということが確認できました。
画面共有してその画面にイントネーションコンターなどを描きながらプロソディ指導もできます。
一斉リピートも全員ミュートしているので、学生の口パクしか見えませんが、それはそれで本人たちはリアル教室と違って他の人に気兼ねせず、個人練習ができているのではないかな、と感じました。
これから7月までこれでやる予定ですが、これはこれでアリかな、と思えます。