ので、ズ の部分はスペリングを英語読みすれば 破擦音 /dz/ である。
それを
トモズ、トモズ と言うのが気になってしょうがない。
トモズ なら
Tomo's
にしてくれたほうが安らかになれる。
Tomod's なら、トモヅ でしょ。
次に気になるのが、埼玉大に行く途中のバイパスでいつも見ていた、
ロヂャース
の看板。
普通に考えると、
Roger's
なので、
ger の部分が破擦音であることを「ジャー」でなく「ヂャー」という表記が表している、わけではないだろうが、ピッタリである。
そして、ロヂャース であって、ロヂャーズ でないのがまた渋い。
Roger's の語尾は、空白が続く場合、つまりこの単語で文やトーンユニットが終わる場合は、ほとんんど無声というか、only partially voiced なので、
ロヂャース
がむしろ原音に近いのである。
そして、野球のゴールデンゴールズ。
ゴールズから、Golds を連想するのはかなり無理ですね。
せめて ゴールヅ
にして欲しかった。
以上、トモズさん、ロヂャースさん、ゴールデンゴールズさんにはどうでもよいことなのだが、摩擦音と破擦音の区別を一生懸命授業で教えている立場としては、気になって気になって仕方がない3つの固有名詞のカタカナ表記を取り上げた。