先週の日曜日の講演(「発音指導の5W1H」)の後にもらった質問のひとつ:
「先生が音声が重視して授業をされている中で、自宅学習として発音を練習させるとしたら、どのようなことを考えますか?」
回答:
むむむ。。。 基本的には、難しいと思います。
(音読をするというのはいいアイディアだとは思うが、それは、きちんと個々の音、リンキング、リズムなどをすでに指導されていて、それを定着させるための個人練習という位置づけであれば、という意味。その部分がなくて、やみくもに音読してみにつく「文法感覚」もあるのだろうが、どこまで価値があるのかは非常にギモン。)
だからこそ、自宅学習の難しい音声面のコーチングを、授業の中心に据えるのがよいと思うわけです。文法の解説とか、単語の意味の学習とかは、基本的には本を読めば自分でわかります。わからないのは実際の発音面なので、対面の授業では対面でしかできないことをするのがよい、と思います。