学部生が、
「接続詞と副詞を区別しないと、生徒が、
I like English therefore I study English.
のような文を書いてしまうのではないか。
というコメントを書いて来てくれました。
大事なことなので、コメントします。
文法用語を知っている、理解していること、と、
ある語が、「接続詞」というラベルをもつ種類の語なのか、「
therefore というのは、
I like English. Therefore, I study English.
と用いる語であり、
so は、
I like English, so I study English.
と用いる語だ、
ということを学習するために、
therefore が「副詞」と呼ばれる語群の仲間であり、so が「接続詞」と呼ばれる語群の仲間である、
という知識は、まったく必要ありません。
必要ありません、というよりも、むしろ話(因果関係)
therefore と so が、上のように使われるのは、それぞれが 副詞だ「から」、接続詞だ「から」 ではなくて、
上のように使われる語だ「から」、それぞれ「副詞」、「接続詞」と文法学者があとから名付けることにしたのです。(だいたい、
つまり、
使い方→名称
であって、
名称→使い方
ではありません。
すなわち、becauseや、although や、however, や for や butの品詞名称を知らずともそれぞれの使い方をそれぞれ学習すること
大切なのは、
oooooo. XXX, ooooo.
という形で使うのか、
oooooo XXX ooooo.
という形でつかうのかを多くの例文に接する中で身につけてしまう
日本語の 「~段活用」という「名称」を覚えることが、
もちろんみなさんの中には、文法好きで、分類が好きで、
しかしそのアプローチはすべてではなく、むしろ、私の考えでは、
品詞だけでなくて、文型の番号(第~文型)なども、
第5文型だろうが第4文型だろうが、第8文型(?)だろうが、
要は、
Call me a taxi.
はタクシーを呼んでくれ、という意味で、
Call me Ken.
はケンと呼んでくれ、という意味である、
力のある教員とは、文法用語の使用は必要最小限で、
むつかしいことをやさしく教えるのがよいのであって、
将来、高校教員になって、文型の番号を答えさせたり、
それを覚えることが英語力につながるのだ、