今日、さんま御殿に大友康平が出演していて紹介していたエピソード:
ハワイに行き、イミグレーションで、
「ワッペン?」「ワッペン?」
と言われて、え、ワッペンつけてたっけ?と自分の服を見たが、実は、
rock band? rock band?
と言われていた、というオチ。
ここから3つ、音声学的に英語の指導に使えることがある。
(1) / r / は、音価として、/ w / にけっこう近い。両方共、obstruction (口腔内の妨害)がない、approximant あるいは、semi-vowel である。つまり、絶対に舌先を歯茎につけてはいけない。 とりあえずの出発点としては、 red は、 wed でもよい。実際に英語圏の幼児はそこからスタートする、という。
(2) rock の語末の /k/ は開放しないくらいでちょうどよい。開放しない、というのは、舌を軟口蓋に接触させたら離さずそのままつぎの、/ b / に移行してよい、ということ。
(2) band の母音 /ae/ は、「エ」に聞こえるくらいでよい。↓の、メーンメーンメンゾク! と同じ教訓である。