教員に対してもまったく同じである。
教員が授業をするのを見て、どうやったらもっといい授業になるかをアドバイスしない「指導助言者」というのは何なのか?!
指導助言というのは、英語に訳すと、teach, advise, instruct, train, supervise, comment などの英語が当たると思うが、そのどれもしない「指導助言者」って何?
英語教育の大会が、単にやればよい、という「イベント」ならば、進歩はまったくないだろう。
もし授業自体がひどかったなら、なにがどうひどかったかを、フロアを交えて時間をかけて批評しあい、では次はどうすればいいのかを皆で議論しあって初めて意味がある。授業自体は、その議論のための材料を提供するに過ぎない、とも言える。
「合評会」という名前をつけて、授業者7分、助言者7分だけ話して終わり、というスケジュールを組むこと自体がナンセンスではないだろうか。
数年以上に渡る準備に大変な労力をかけて大掛かりなイベントを開催しても、それがたんなる「日本式シャンシャンシャンイベント」であるならば、日本の英語教育のプラスには、まったくならないだろう。
もっと実質的な、現状改善のための催しにすべし。