が、一斉授業でコーラスリーディングをする場合にも実は同様である。
しかし、グルグルで、目の前のたった一人の生徒のutterance の質にフィードバックできない人間が、40人の生徒が一斉に発するutterance の質にフィードバックできるはずがない。
ということは、グルグルできちんとフィードバックできない教員は、実は一斉授業でもフィードバックできない教員なのである。
きちんとフィードバックできないなら、アウトプットなどさせるのは時間の無駄である。だからいっさいアウトプットはさせないほうがましである。
しかし、いっさいアウトプットさせない英語の授業など、やらないほうがましである。
やらないほうがましの授業しかできない英語教師など、いないほうがましである。
ということは、グルグルできちんとフィードバックができない教師など、いないほうがましである、という結論になる。
一斉授業では顕在化しない教師の真の実力が白日のもとにさらされるのがグルグルなのかも知れない。