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6/19/2011

英語は決して早口コトバではない

1年生が最近書いたペーパーに書いた文で印象に残ったものふたつ:

(1) I thought English was only rapid talking.

要は、高校時代までは

I was made to believe that getting proficient in English meant learning to speak the language rapidly.

ということだ。

彼も、やたら早口でデタラメ発音英語をしゃべる、という状態で、「自分は英語ができる」という錯覚とともに入学してきた。

そして今、多くのクラスメートと同じように、英語の音の作り方を一から学び直す、というシンドイ作業に取り組んでいる。G と Z の違いも知らなかった自分に愕然としながら。高校までに自分が受けて来た授業に対して憤りを感じつつ。

大きな声で読め、元気よく読め、早く音読しろ、シャドウイングしろ、というアバウトな音読指導の罪をいまさらながらに痛感させられる。

音を度外視した音読指導などヤメてしまえ!(というか、音読指導は音を重視して行え!)

(2) Many English teachers think that what they say is more important than pronunciation (with which they say it) in order to justify their and their students' bad pronunciation. I do not want to do the same thing.

こちらの学生も必死に自分の発音改善に取り組んでいる最中だ。そして必ずやいい英語教師になってくれるだろう。